女王の座を守った。フェンシングの全日本選手権初日(30日、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)、女子フルーレ決勝が行われ、上野優佳(エア・ウォーター)が東晟良(共同カイテック)を15―8で下し、2年連続4度目の優勝を飾った。

 7月の世界選手権で銅メダルを獲得した日本のエースは、初戦から順調に白星を重ねる。東との決勝は序盤こそ一進一退の攻防で進むも、後半に突き放して勝利を引き寄せた。試合後には「2連覇がかかっていたので、何としてでも優勝したい気持ちはあった」と振り返った。

 約2週間前の高円宮杯W杯で指を負傷した。「うまく調整はできていなかった。完全に相手とぶつかって、あまり(剣を)握れないという感じだった」と当時を振り返るが、何とか握れる状態までは回復。「組み立てがうまくいったおかげでこうやって大差で勝つことができた」と安堵の表情を浮かべた。

 2028年ロサンゼルス五輪の選考レースは、27年春からスタートする。「いかにメダルを取って上位に行くかというところが大事になってくる。まだ練習の中でもミスはあるので、そのミスを少しでも減らせるように練習していきたい」ときっぱり。頂点取りも満足はしていない。