フェンシング世界選手権女子フルーレ団体で銅メダルを獲得した日本代表は、早くも自国開催の一戦を見据えている。

 今大会は準決勝でイタリアに19―45で敗れるも、3位決定戦でフランスに34―31と競り勝った。辻すみれ(大垣共立銀行)は「負けてしまった後の試合は気持ちを持ち直していくのが難しい。少し危ない場面になっても持ち直せるように、相手の攻撃を待たずに自分で仕掛けるというところを少し強化してきたので、そこが出せたと思う」と振り返った。

 菊池小巻(セガサミー)は熊本県出身。故郷では8月28日に「令和8年熊本地震」が発生し、宇城市と氷川町で最大震度7を観測した。「10年前も同じでここで来るとは思っていなかった。熊本は暑い中で、電気も通らず、エアコンがない状態で苦しんでる方とかもいらっしゃると思う。すぐに家族の安否は取れたけど、ニュースで通して見ると心が痛かった」と吐露。不安な思いを抱きながらの試合だったが「できることはいい結果を報告すること。熊本の人にそれで勇気を与えられたら」と神妙に語った。

 世界選手権が幕を閉じた一方で、約1か月半後にはアジア大会(9月19日開幕、愛知)が開催される。個人でも銅メダルを手にした上野優佳(エア・ウォーター)は「個人、団体ともに金メダルを目指して頑張りたい」と力を込め、東晟良(共同カイテック)は「チームに貢献できるように優勝目指して頑張りたい」と意気込んだ。