F1キャデラックが、セルジオ・ペレスと2029年末までの契約延長を発表した。残る1枠は未定で選考に注目が集まるが、候補に挙がっていたレッドブルリザーブの角田裕毅は最終リストから外れた模様と英メディアが報じた。

 ペレスの契約延長を受けて、英モータースポーツ専門メディア「GPブログ」はキャデラックのシートをめぐる最新状況を報道。「キャデラックは、2027年にセルジオ・ペレスのチームメイトとして、バルテリ・ボッタス、コルトン・ハータ、フレデリック・ベスティの3人を検討している。ハータはスーパーライセンス取得間近である」と角田がリスト外となったことを伝えた。

 同メディアはこう詳説する。「ボッタスについては(現時点では)まだ決定していない。このフィンランド人ドライバーは27年シーズンにおいても候補の一人であるものの、ペレスのチームメートとして検討されている候補者にはハータも名を連ねている。ハータはボッタスの後任となる有力候補だ。インディカーで名を馳せたこのアメリカ人ドライバーは、キャデラックにとって理想的な候補である。全米勢で構成されるチームにアメリカ人ドライバーが加わる――RPの観点からは素晴らしいことだ」とボッタスに残留の目はあるとしつつも、契約解除となった場合の本命はハータと強調する。

 そして対抗馬は、名前が挙がっていた角田ではないという。「キャデラックは現時点で、少なくともボッタスとハータのどちらかを選べるように、あらゆる手を尽くしている。今週末のメキシコGPで、ハータが今季5回目となるキャデラックのフリー走行に参加するのは、決して偶然ではない。このアメリカチームの試算によれば、これによりハータはスーパーライセンスポイントが40ポイントに達し、グランプリへの出場資格を得ることになる」とする一方で、こう続ける。

「フレデリック・ベスティは確かにキャデラックの第一候補ではないが、もう一人の興味深い候補者である。この24歳のデンマーク人は、数年にわたりメルセデスのF1リザーブドライバーを務めてきた。ベスティはIMSAのレースでもキャデラックから参戦しており、同ブランドをよく知っている」と新たな有力候補が現れ、角田の線は消えたと主張した。

 角田のキャデラック移籍は本当になくなったのか。それとも大逆転はあるのか。去就問題は最終局面を迎えている。