体操の世界選手権(オランダ・ロッテルダム)で男子団体総合と個人総合の2冠に輝いた橋本大輝(日本生命・セントラルスポーツ)は、2028年ロサンゼルス五輪に向けて危機感を抱いている。

 団体総合で2連覇を達成してロサンゼルス五輪の出場権を獲得。個人総合では6連覇した内村航平さん以来、史上2人目となる4連覇を果たした。歴史に名を刻んだ日本のエースは28日に都内で行われた世界選手権の帰国会見で「目標にしてきた団体総合の連覇をこのチームでできた。先を見据えた明るい未来だったりにつながる結果だったと思う」と一定の手応えを口にした。

 世界の舞台で日本の強さを示すも、目指すのは「圧倒的な強さ」。今大会は粘り強さを見せた一方で、ミスが出る場面もあった。「この演技では絶対に勝てない。自分の強みをもっともっと出せた試合だったと思う。金メダルを取れる練習は、金メダルを取らないと正解にならない。どういう演技、練習したら金メダルにふさわしいのか、そういうことも含めて練習からやっていくことが必要」と気を引き締めた。

 個人総合についても「後半に向けて演技を調整したり、難度を下げる戦いをしていた。後半に余裕を持って自分と向き合ってコントロールできたけど、前半からもう少し自分の演技を出せるように高めていきたい」と反省。完璧なパフォーマンスにはまだ届いていないようだ。