新体操女子日本代表の鈴木菜巴(21=アリシエ兵庫/武庫川女子大)が、愛知・名古屋アジア大会での悔しさを糧にさらなる飛躍を誓った。

 イオンカップ世界クラブ選手権2日目(23日、東京体育館)、予選後半が行われ、鈴木は個人総合4位で決勝進出を決めた。全日本選手権女王として挑んだアジア大会は個人総合予選14位で敗退。「すごい声援があって良い経験になったが、そこで自分の演技をできなかった悔しさと、期待に応えられなかった申し訳なさがあった」と振り返り、不完全燃焼に終わった要因を「世界選手権終わりで、大事な試合が2個続くというのが気持ちの面で難しく、弱さがあった」と自己分析した。

クラブの演技で華麗に宙を舞う鈴木菜巴
クラブの演技で華麗に宙を舞う鈴木菜巴

 それでも大舞台ならではの収穫もあった。「いろんな競技の方とお話しする時間があって、学びがあった。クルーズ船では他の選手で電波がつながらないことがあったり、ご飯も海外仕様という感じで、ずっと快適じゃなくてもコンディションを整えて試合に臨むという調整も必要だと学んだ」と新たな視点を得たことを明かした。

 すでに気持ちを切り替えており「このイオンカップという日本での国際大会に向けて、気持ちの面や練習を見直してきた。反省を生かせるチャンス」と前を見据える。「今年は良い経験もさせてもらった」と真剣なまなざしで語る鈴木は「それを生かして、まずは明日、そして今季最後の試合となる全日本選手権に全てぶつけて優勝したい」と力強く言葉を結んだ。