10月に現役引退した新体操の鈴木歩佳(26)が9日、名古屋市内で行われた「2025年度中部運動記者クラブ表彰式」に出席。改めて現役時代を振り返った。
岐阜県安八町出身の鈴木はフェアリージャパンの主将としてチームをけん引し、今年8月の世界選手権では日本初となる団体総合金メダルを獲得。昨夏のパリ五輪出場を逃し、指導騒動にも揺れた代表チームの暗雲を快挙で吹き飛ばした。
功労賞を受賞した鈴木は「本当は去年引退をほとんど決めていた状態だったんですけど、パリ五輪を逃したことが少し心残りでやっぱりもう1年しっかり続けようと思った。苦しいことのほうが多かったんですけど、今は去年引退を決めなくてよかった、やってよかったという気持ちです」と晴れ晴れとした表情で語った。
引退後は様ざまなイベントに参加し、現役時代には味わえなかった交流を楽しんでいる。「前向きに挑戦する気持ちは忘れずに頑張っていきたい」と、第二の人生を模索していくという。
大賞は卓球男子複の戸上隼輔(24=三重県津市出身)篠塚大登(25=愛知県東海市出身)と、車いすテニスの小田凱人(19=愛知県一宮市出身)。
戸田・篠塚ペアは5月の世界選手権男子ダブルスでこの種目日本勢64年ぶりとなる金メダルを獲得。小田は9月の全米オープンVにより四大大会とパラリンピック全制覇の「生涯ゴールデンスラム」を史上最年少で達成した。
ともに表彰式には出席しなかったが、篠塚は「パリ五輪でメダルに届かなかった悔しい経験があったからこそだと思っています。次はシングル種目でのメダル獲得目指して日々精進します」、戸上も「今後世界の舞台で結果を残せるよう、一層努力します」とコメントした。
また小田は「今年はキャリアグランドスラムを達成できた大きな年となりました。2026年は地元愛知県で、アジア・アジアパラ大会が開催されます。地元のお客さんの前で金メダルを取りたいと思います」と力強い言葉を寄せた。
なお特別賞には王子硬式野球部、藤枝順心高校サッカー部、岐阜・中京高校軟式野球部が選ばれた。










