2023年全日本新体操選手権個人総合優勝の鶴田芽生(19=Nagoya Aoi/国士館大)が、競技の魅力と特殊性を語った。

 高校時代に日本一を経験し、2023年杭州アジア大会にも出場した鶴田は、現在大学2年生。試技中の体力について「高校生の時は気持ちを上げれば何でもできたけど、新体操の競技人生は22歳、大学4年生で終わりがほとんどなので、結構〝おばあちゃん寄り〟になってきてしんどい」と笑顔で明かした。

 それでも「新体操は人によって得意なことが違って、一人ひとりの磨き上げているものが違うと分かるのが魅力」と話すように、年齢を重ねたからこその武器もある。「大学生になると体つきも変わってきて筋肉が付いたりして、演技でいうと、か弱かったのが力強くなる。表現力も磨き上げられるものだし、迫力、強さは出せるようになってきた」と実感を口にした。

クラブの演技で躍動する鶴田芽生
クラブの演技で躍動する鶴田芽生

 求められる要素は力強さ以外にも、柔軟性や手具を扱う器用さ、美しさなど多岐にわたる。中でも「美しさは他のスポーツにない新体操の特長だと思う」と強調。「私は小さい頃から『足が長い、スタイルが良い』と言われてて、美しさを磨いてここまでやってきた。競技よりも生活の方が長いので、猫背とか巻き肩とか、姿勢も意識して競技に悪い影響が出ないように頑張っている」と明かし、フロアの外でも美への追求を怠らないストイックな素顔をのぞかせた。

 鶴田はイオン・カップ世界クラブ選手権2日目(23日、東京体育館)の予選後半に臨み、個人総合8位で決勝進出はならず。その悔しさを内に秘めながら、今後も自らの演技に磨きをかけていく。