体操の世界選手権第4日(20日=日本時間21日、オランダ・ロッテルダム)は男子団体総合決勝が行われ、日本が6種目合計251・928点で金メダルを獲得し、2023年大会に続く2連覇を果たした。予選1位の日本は橋本大輝(日本生命・セントラルスポーツ)が全6種目に出場。最後の鉄棒で好演技を披露し、2位ロシアに1・599点差を付けた。3位中国までが28年ロサンゼルス五輪の出場枠を確保した。

橋本大輝の鉄棒の演技(ロイター)
橋本大輝の鉄棒の演技(ロイター)

 予選1位通過の日本は橋本、岡慎之助、川上翔平(ともに徳洲会)、土井陵輔(セントラルスポーツ)、前田楓丞(ハヤブサSC)で決勝に臨んだ。最初の床で橋本がラインオーバーし、鉄棒で川上が落下するアクシデント。しかし鉄棒の最終競技者となった橋本が好パフォーマンスで着地をピタッと決めると、選手らは金メダルを確信し、抱き合って歓喜した。

 日本は9月の名古屋・愛知アジア大会で中国に敗れて銀メダルだったものの、今大会はダブルエースの橋本、岡の奮闘もあってリベンジを果たした。23年大会、24年パリ五輪も含めて主要な世界大会で3連続の金メダル。この結果で出場枠を獲得したロス五輪に向けて弾みをつけた。

 橋本は「うれしいのひと言。やっぱり簡単には勝てないことを感じました。1種目目から自分の体じゃないような感覚で今日はふわふわしていた。今日得たことは目の前に集中することが大事かなと。途中で点数を見てしまったり、他の人の演技を見てしまったりとか。会場もハプニングだらけで1日集中するのは大変でしたが、最後に自分の一本を出せた」と振り返った。

 その上で〝勝因〟について橋本は「練習からコミュニケーションをしっかり取るようにし、今の順番で誰がやりやすくて誰がやりづらいとか把握した上で村田本部長、コーチ陣と話し合って選手が1番気持ちよく演技できる順番というのを考えてやってこられた。チームとしてそこが1番良かった」と語っていた。

 日本女子が5位で予選突破した団体決勝は21日(同22日)に実施。パリ五輪金メダルの岡と東京五輪を制した橋本が予選で1、2位だった男子個人総合は22日(同23日)に行われる。