テニス女子シングルス世界ランキング元1位の大坂なおみ(29)が東レ・パンパシフィック・オープンテニス第4日(27日、東京・有明)、女子シングルス1回戦に出場。この日の観客の視線をクギ付けにした鶴が描かれた青色の衣装の思いを明かした。

 大坂は同35位のジャスミン・パオリーニ(イタリア)に6―3、7―6でストレート勝利。試合後には衣装について質問が出ると、笑顔で「とにかく私は、日本に何かささげるものを作りたいと思っていた。久しぶりに日本で試合をすることになり、私にとっては故郷に戻ってくるという大きな意味があった」と母国への思いを語った。

 大坂は今年のウィンブルドンで日本人デザイナーの八木華がデザインした白の着物風衣装に身を包み登場。この日の衣装も、同デザイナーが手がけた。さまざまな個性的なファッション衣装で登場し、話題を呼んできた大坂は「これまでグランドスラムでは、いろいろなファッションで私自身もとても良い時間を過ごしてきた。そして、そういった何か特別なものを日本でも披露したいと思った」と自身の過去を振り返りながら語った。

 そして、鶴を選んだ理由については「私の母は北海道出身なので、それにうまく重ねて鶴をテーマにした。もちろん、日本では動物にさまざまな意味を持っている存在。私は鶴が持つ意味がとても好きなので、それを今回は取り入れてみたいと思った」と説明。ウィンブルドンと同じデザイナーだったことも「とても意義深かった」と満足げな様子を見せた。

 試合前から注目を浴びた大坂は、大会期間中の衣装についてそのまま同じものを着るのか、他にもあるのかを聞かれると「見てもらって、そして驚いてもらうことが一番楽しいと思う。それがみなさんが期待しているところではないかと思うので、楽しみをここで発表するのではなく、ぜひ見てみてください」と答えた。

 今後の大坂の衣装にも注目だ。