世界ランキング13位のディアナ・シナイジェル(22=ロシア)が同112位のアレクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)を6―3、5―7、6―3で破り、準々決勝に駒を進めた。

 シングルス、ダブルスでともにグランドスラム出場経験を持ち、24年にはパリ五輪女子ダブルスで銀メダルを獲得。今年5月の全仏オープンシングルスでは、グランドスラム初の4強入りを果たした。

 この日は強風の中で試合が行われ、シナイジェルは「非常に風が強く、難しいコンディションでの試合になった」と振り返った。

 その上で、厳しい戦いを制した要因には「しっかりとタフに戦う、良い機会が巡ってくるのを待つ。それと同時に、あまり多く、深く考えすぎないこと、そして自分がすべきことをきちんとこなすことが大事だった」と冷静に語った。

 シナイジェルは、昨年からかつて大坂なおみも指導し、世界ランキング1位に導いたサーシャ・バインコーチに指導を受けている。

 シナイジェルはコーチの好影響について「明らかにランキングは上がっていったし、グランドスラムでも良い結果を残せるようになってきた」と指摘。さらに「マインドセットも良くなっていると思う。メンタル部分で常に私を追い込んでくれるし、『良いプレーをしよう』と言い続けてくれる。安定感を持ち続けること、自分の良い形の試合を続けることの大切さも教えてくれる」と頼もしさを語った。

 新コーチの下で安定感の重要性を痛感。現在もメンタル強化に励んでおり「全ての試合でそれを生かせるように努力している」と鍛錬の日々を明かした。