ソフトバンクは29日、緒方理貢外野手(28)に来季の支配下選手契約を結ばないことを通達したと発表した。2年連続の日本一を達成した翌日の戦力外通告。日本シリーズ第1戦では代走で出場し、決勝のホームを踏んだ俊足外野手は、NPBでの現役続行を希望した。

 緒方は29日朝、球団から電話を受け「そういうことだろうなと思って来ました」と説明。通告については「クライマックス、日本シリーズとベンチに入れないことも多かったので覚悟はできていた。すんなりと受け入れられたかなという感じ」と冷静に受け止めた。

 2020年育成ドラフト5位で駒大から入団し、2024年3月に支配下登録。昨季は自己最多の101試合に出場したが、今季はけがの影響もあって14試合の出場にとどまった。復帰までに時間を要したことについては「自分の中での万全というか、できるというのと、チームから求められている動きっていうのはギャップがあった」と振り返った。

 ホークスで過ごした6年間については「小久保監督との出会いっていうのが僕の野球人生を変えてくれたと思っています」と感謝。「支配下に上がってリーグ優勝3回と日本一2回を経験させてもらったのは自分の中でも大きな財産」と語った。一方、ファンに対しては「けがの中でもすごく応援していただいたファンの方々も多かったので。それをプレーで見せることができなくて申し訳なかった」と無念さをにじませた。

 今後はNPBでの現役続行を希望。「まだまだやれると思っていますし、言葉で言うのは簡単ですけど、それを今シーズンプレーで表せられなかったのが悔しいです」と語った。現在の体調については「万全なので。いいプレーが見せられると思っています」と自信を示した。