DeNAは27日、ソフトバンクとの「SMBC日本シリーズ 2026」第3戦(みずほペイペイ)に1―2でサヨナラ負けを喫し、対戦成績は0勝3敗に。4勝先取の頂上決戦で崖っぷちに立たされた。

 誤算だったのは、1点リードの9回を託されたショーン・レイノルズ投手(28)。2戦連続で痛恨の同点打を浴び「仕事ができなかった、それだけです」とうつむいた。

 古市の適時打で挙げた虎の子の1点をなんとか守って迎えた9回、ハマの守護神は先頭・栗原に二塁打を浴びて無死二塁と、いきなりピンチを背負った。それでも柳田を左飛、山川を空振り三振に打ち取って二死まで奪い、勝利まであとアウトひとつのところまで迫った。

 しかし、悲劇はここからだった。左翼スタンドを青く染めるベイ党たちは掌を合わせて祈る思いで見守る中、右腕渾身の156キロ直球を牧原大にとらえられた。打球が右前に落ちると、代走に送られていた二走イヒネは迷わずホームへヘッドスライディング。指揮官はリクエストを要求したが、判定は変わらず試合はまたも延長戦へ突入となった。

 レイノルズは25日のシリーズ第2戦(横浜)でも1点リードの9回に、山川の同点弾を被弾。試合後「横浜での前回登板で申し訳ない結果になったが、野球はまた次の日にリベンジできる機会が来るスポーツ。今日リベンジできるという意味では非常に楽しみにマウンドに立ったが、仕事を果たせなかった。とにかく明日勝つことから始まる。ひとつひとつ積み重ねていくしかない。また明日9回、リードがある状態でゲームが進めば、マウンドに立ってリベンジを果たせるように頑張ろうと思います」と肩を落としつつも、必死に前を向いた。

 そんな右腕について、小杉一軍チーフ投手戦術・育成コーチは「コマンドがよくない。球速や球の精度はそんなに変わりない。ただ、疲労から球の行き先がよくない」と分析。その上で「当然、疲労もあるでしょうし、後半戦頑張ってくれてたので、疲労の見えるピッチャーもいますけど、あとは適材適所いろいろなピッチャーを使っていかないといけない。今いるメンバーで戦うしかない」と総力戦で臨む考えを示した。

 相川監督も「みんなしんどい中でやっている。最後までやるだけ。いろいろなことをまた考えて、明日に臨むだけです」と巻き返しへ、気を引き締めた。