ソフトバンクの中村稔弥投手(30)が26日、球団から来季の選手契約を結ばないことを通達された。昨年12月の現役ドラフトでロッテから加入した左腕は、わずか1年で戦力外となった。中村稔は「来季は契約をしてもらえないということを伝えられました」と説明。「自分の中ではやっぱり戦力も厚い中で、ソフトバンクで今年1年結果を残せなかったので覚悟はしてました」と受け止めた。

 長崎県佐世保市出身で清峰高、亜大を経て2018年ドラフト5位でロッテに入団。今季は6月24日のオリックス戦で5年ぶりに一軍で先発登板するなど、7試合に登板して0勝0敗、防御率2・70。救援では6試合、計7回を投げて無失点だったが、7月21日を最後に一軍登板はなかった。

 今後の進路については「昨日言われたことなんで、ちょっとゆっくり考えていこうかなって思ってます」と話した。他球団からのオファーには「もしあるならちょっと聞いてみたい気持ちはあるんですけど」としながらも「今は迷ってますね。体は元気です」と率直な胸中を明かした。

 それでも、ホークスで過ごした1年間には感謝の思いを口にした。「層も厚くて、1年間ですけど強いホークスでやらせてもらって、自分の中では本当に幸せでしたし、野球人として本当に楽しい1年だったと思います」と振り返り、「ホークスのユニホームを着て野球ができたことも、やっぱり小さい時の夢だったので。それもうれしかったですね」と語った。

 この日は中村稔のほか、岩井俊介投手(25)、安徳駿投手(24)、相良雅斗投手(23)、木村大成投手(23)、秋広優人内野手(24)にも来季の支配下選手契約を結ばないことが通達された。

 また、育成の宮里優吾投手(25)、川口冬弥投手(27)、田上奏大投手(23)、岡植純平投手(22)、佐々木明都投手(21)、牧原巧汰捕手(24)、重松凱人外野手(26)、佐藤航太外野手(22)にも来季の契約を結ばないことが通達され、支配下6人、育成8人の計14選手が戦力外となった。