阪神・高橋遥人投手(30)が26日、自身初となる「沢村賞」を受賞。球団では2003年の井川慶氏以来、23年ぶりの快挙となった。
プロ9年目でつかんだ栄冠に、左腕は「全く想像していませんでした。今年は想像していなかったことがたくさんありました」と驚きを隠せず。「こんなにもすごい賞を受賞できて本当にうれしいです。すごい人たちが受賞してきた、雲の上にあるような賞」と喜びをかみしめた。
今季は23試合に登板し、16勝3敗、勝率8割4分2厘をマーク。159投球回で150奪三振、5完投、防御率1・87と圧巻の成績を残した。沢村賞の選考基準7項目のうち、勝利数、奪三振、防御率、勝率の4項目をクリアした。
今季最も印象に残っている試合には、3月28日の巨人戦(東京ドーム)で挙げた完封勝利を選んだ。「最初のジャイアンツの時の完封勝利です。9イニング自分がまた投げられたことが本当にうれしかった。監督が最後までいかせてくださったおかげです」と振り返った。
ここまでの道のりは決して平坦ではなかった。かつては〝ガラスのエース〟とも呼ばれ、左肩、左ヒジ、左手首と計5度の手術を経験。それでもマウンドに立つことを諦めず懸命なリハビリを重ねてきた。
「もう駄目なのかなって思う時は何度もありました。その度にみんなに支えられて投げることができ、この賞もみんなに助けられながら取れた賞。本当に周りの人に感謝しかありません」と周囲への感謝を口にした。
幾多の試練を乗り越えた不屈の左腕が最高の栄誉を手にした。












