セ2位の巨人が8日の中日戦(東京ドーム)に0―3で零封負け。連勝は「3」で止まり、雨天中止となった首位・阪神と3ゲーム差に拡大した。

 押せ押せムードから一転、打線がつながりを欠いた。前カードの広島戦に3連勝。足踏みを続けた阪神との差を縮めて本拠地に戻ったが、相手先発・柳らに大苦戦。相手を上回る7安打を放ちながら救援陣も打ち崩せず、先発したエース・戸郷が4回に岡林に食らった3ランが命取りとなった。

 それでも橋上秀樹監督代行(60)は「3失点はしましたけど、内容は非常に良かった。(被弾は)悔やまれますけど、仕方ないですよね。あの球をしっかり打ち返した打者の方を褒めるべきかなと思います」と右腕をかばった。

 首位奪取への機運も高まっていた中で、Bクラスに低迷する相手に連勝を止められたダメージは小さくない。試合前まで阪神に2・5差まで急接近し、指揮官も「(3連勝で)選手含めて、みんながその気になってくれてきている」と明らかな変化を口にしていたが、その裏では開き直りともいえる精神が原動力となっていた。

 チーム関係者は「そもそも、前評判が高くなかったウチがここまで健闘していること自体を自信にするべき。前年覇者の阪神と違って失うものは何もないんだから、あとはなりふり構わず『イケイケドンドン』で戦うだけなんだよ」と好調の一因を明かしていた。

 昨季のセ・リーグは阪神が圧倒的な強さを見せ、史上最速優勝を飾った。独走を誰も止められなかっただけに、ちぢこまったところで仕方がない。猪突猛進のスタイルで白星を重ねてきたが、長期遠征を経て8月23日以来となった東京ドームで連勝ストップ。虎の尾をつかむためにも、ここで踏みとどまれるのか。正念場を迎えている。