阪神は8日の広島戦(甲子園)が今季14度目の雨天中止となり、シーズン最終盤がさらに過密日程となることが確実となった。
藤川球児監督(46)は「お天道さまにお任せするというところですね。ファンの方は今日も来て応援したかっただろうし、自分たちも戦いたかったんですけどね。また後半にずれ込んで、熱いゲームが後ろに流れるというところですね」と冷静に受け止めた。
首位を走る一方、チームは9月に入って2勝3敗で2連敗中。優勝へのマジックが点灯していても、2位・巨人の粘りもあってなかなか減らせない状況にある。残り21試合で僅差の優勝争いを勝ち抜くために求められるものは何か。
指導者経験もある球団OBは「優勝を左右するような最終盤の戦いで大切なのは、感情に流されないこと。焦りが出て普段と違う野球をしないことが肝要」と助言した。
阪神では攻撃陣で佐藤や森下、先発投手でも高橋、村上らがリーグトップの成績を収めてチームをけん引している。戦力の充実ぶりは誰の目にも明らかだ。ただ、どう転ぶか分からないのが勝負事。だからこそ、焦りから自滅を招いたり、必要以上に奇策に走る必要はないというわけだ。
最近では6日のDeNA戦(甲子園)で先発・大竹を3回途中で早々と諦めるなど、ギアを上げてきたフシもあるが…。
もっとも、指揮官自身も普段通りの野球こそがリーグ連覇への近道であることを、十分に理解しているようだ。「今、急に何かが起こるということはなくて、これまでの一日一日の積み重ねが出てくる」「2月からキャンプをスタートして、心を動かさずに戦うというのを決めてスタートしますから」と話した。
巨人との優勝争いを「修羅の道」と評した虎将。最後まで地に足を着けて歓喜の瞬間を迎える。












