あっけない幕切れだった。バレーボール女子のアジア選手権(29日、中国・天津)、準決勝が行われ、世界ランキング6位の日本は同17位で前回大会女王のタイに1―3で敗戦。最速での2028年ロサンゼルス五輪出場権獲得とはならなかった。
7年ぶり6度目のアジア女王を狙った日本だが、最後まで流れをつかめなかった。第1セットは11―9から4連続失点を喫すると、21―25で先取された。今大会初めてセットを失い、第2セットも20―25で落とした。第3セットは25―20で奪う。第4セットは中盤まで一進一退の攻防を繰り広げるも、最後はタイの勢いに屈した。
主将の石川真佑(エジザジュバシュ)にとっては3度目の五輪を目指す戦いだ。21年東京五輪、24年パリ五輪はともに1次リーグ敗退。アジア選手前には「東京、パリで結果を残せていないので、同じ思いをしたくない」と本音を吐露。前哨戦のネーションズリーグ(VNL)で8強敗退後は「いろいろ考えているけど、まずは自分が先頭に立って、プレーの部分でも引っ張っていかなければいけないと思っている」と、多くのコミュニケーションを重ねながらチームづくりに努めてきた。
チームは2年後のロサンゼルス五輪でのメダル獲得を見据えている。石川は「自分たちでロス五輪の切符を獲得できれば、五輪で結果を残すために有意義な時間を過ごせると思うので、まずはしっかりと五輪の切符をつかむことが今季は大事だと考えている」とメリットを口にしていたものの、理想通りにはいかなかった。
ただ、五輪への道が閉ざされたわけではない。VNL期間中には「もっと本気で取り組まないといけない」と語っていた。今大会の悔しさをバネに、強い覚悟で走り続ける。












