バスケットボール男子の2027年カタールW杯アジア2次予選F組初戦(27日=日本時間28日、サウジアラビア・ジッダ)で世界ランキング22位の日本は世界65位のサウジアラビアに106―78で大勝した。2年ぶりに代表に復帰したエースの八村塁(=クリッパーズ)が両チーム最多となる29得点の活躍。2次予選には1次予選の成績を持ち越し、日本は通算5勝2敗とした。

 24年パリ五輪以来の日本代表復帰となった八村は馬場雄大(長崎)、ジョシュ・ホーキンソン(東京S)、河村勇輝(クリッパーズ)、西田優大(三河)とともにスタメン出場すると、第1クオーター(Q)から好プレーを連発。ダンクシュートや3ポイント(P)シュートを決めるなど、最後までチームをけん引し、両チーム最多の29得点をマークするなどNBA選手として格の違いを見せつけた。

 米メディア「BASKERNEWS」によると、八村はフィールドゴール13本中11本成功で3Pシュートは4本中3本、フリースローは4本すべてを決めた。さらに4リバウンド、2アシスト、2スティール、1ブロックを記録したという。桶谷大監督は「世界に勝つためには決定力って大切だと思ってたんで塁が個人で点を取るところとチームで回して点を取ることができた。総合的に自分たちがやりたいバスケができた」と語った。

 八村はパリ五輪後に「お金の目的があるような気がする」と協会への不満を口にすると、トム・ホーバス監督についても批判的な発言をするなど、不信感を募らせて日本代表参加を見送っていた。しかし2月に新体制となり、協会側とも協議の上で代表復帰。韓国との強化試合でも好プレーを披露していたが、W杯アジア予選でもその実力を発揮した。

 八村の活躍に日本のファンが歓喜した一方、米国でも期待が高まっている。米メディア「CLUTCHPOINTS」は「クリッパーズは八村に期待しており、日本代表として出場したW杯予選での活躍を見れば疑いの余地はないはずだ。彼がハイレベルなプレーを見せてくれることは間違いない」と報じていた。まずはW杯出場権の獲得に向けて次戦(31日、東京)のカタール戦に臨む。