バスケットボール日本代表が韓国との国際親善試合(16日、東京・有明アリーナ)を95―66で制し、河村勇輝(25=クリッパーズ)が快勝の要因となった戦術について語った。
2戦連続でスタメンに名を連ねた河村は、序盤から順調に得点を重ねる。両チーム最多の24ゴールをマークし、この日はコンディション調整を理由に欠場した八村塁の不在を感じさせなかった。「まずは2連戦、勝てて良かった。チームとして僕自身にたくさんシュートを打たせてもらったので、点につながった」と振り返った。
この日は八村ら複数の選手が欠場。この事態を受けて日本は河村、富樫勇樹(千葉J)、佐々木隆成(三遠)、斉藤拓実(名古屋D)といったポイントガードを2人同時にコートへ送り出す〝2ガードシステム〟を多用した。
桶谷大監督は「打開していこうという考えで、ボールがよく回ったり、効率よく攻めるという時に、2ガードが一番良いオフェンスができる」と意図を説明した。
その中心となった河村は「2ガードになることで自分がボールをしっかり離せたりとか、スコアを意識してプレーできるようになる」と恩恵を実感。実際、前日と比較して河村の得点数は倍増している。
さらに「隆成さんにはかなりボールを預けて、僕が外で待ってシュートを打つというのも全然あると思っている。逆に他の2人なら、僕がもっと持ってペイントアタックしていくことが増えてくるかなと思う」と、コンビを組む相手によって役割を変えられる強みも明かした。
司令塔が並び立つスタイルについて、ベテランの富樫は「サイズの部分のミスマッチを除けば、みんなやりやすいと思っているはず。1回ボールを離したガードに苦し紛れでボールが戻ってくる場面は今まで何度もあったし、もう1回展開した時にもう1人ポイントガードがいて崩したりできるのはすごく大きい」と有効性を強調。佐々木も「自分がダメでも任せられる選手が多いので、いつもと違う動きではあるがすごくやりやすかった」と手応えを口にした。
複数の主力を欠くピンチを逆手に取り、新たな攻撃の形を証明。〝2ガードスタイル〟は今後の戦いの中で大きな武器となりそうだ。













