バスケットボール男子日本代表は国際強化試合(16日、有明アリーナ)で韓国と対戦し、前日15日の圧勝に続き、95―66で大勝した。河村勇輝(25)が両チームトップの24得点を挙げる活躍。15日の第1戦で22得点をマークした八村塁(28=ともにクリッパーズ)はコンディション調整を理由に欠場したが、2024年パリ五輪以来となる代表復帰によって、プラス効果がめじろ押しとなっている。
15日の試合で八村はスタメンで出場すると、開始早々から得点を量産し、両チーム最多の22得点をマークし、88―68の勝利に導いた。欠場となったこの日はコート脇からチームメートを鼓舞するなどで勝利を後押しした。
そんな現役バリバリのNBA選手が、もたらす効果は計り知れない。その一つは、大黒柱であるジョシュ・ホーキンソン(東京SR)への〝依存症〟からの脱却だ。日本代表ではプレータイムが30分以上が日常だが、15日の試合では八村の存在もあり、25分を切った。
ホーキンソンはその試合後に「今日はそこまでキツくなかった。30分を切る出場時間は久しぶりだった。毎回必ずスクリーンをかけにいったり、そこまでボールに触りすぎたりする必要がなくなった」と負担軽減を実感する。それによって戦いのバリエーションも広がったという。「塁と僕が同時にコートに立つ時間もあれば、塁を休ませて僕が残る、あるいは塁だけが出るといったローテーションも、うまく組み合わせられた。チーム全体で試合をしっかりコントロールし、強みを持つ良い選手を常にコートへ送り出せていた」
また、ホーキンソンは「塁は1対1の場面で止めるのが本当に難しい選手。なので(八村にマークが集中することで)他の選手たちが、得点するためのオープンスペースが生まれる。彼がコートにいてくれるおかげで、レイアップや簡単に3ポイントを打てる機会が大きく増えた」と証言する。八村の存在によって、チームの得点力を底上げできるわけだ。
さらに、特に今後の日本代表を担う若手選手にとっての〝先生役〟となっている。チーム最年少21歳の川島悠翔(シアトル大)は、将来のNBA入りを目指す逸材だが、韓国との2連戦は限られた出場時間にとどまった。
それでも、同じパワーフォワード(PF)の八村と、ここまで合宿をともにしてきたことで得るものがあった。「(緊張などで)あまり話していないので、今後もっと話していきたいと思う」としつつも、NBA選手の立ち居振る舞いを間近で見ることで「彼のエゴを目の当たりにしたので、そういったところをもっと吸収できたら」と八村ばりの積極性でさらなる成長を目指している。
今後の日本代表は、W杯アジア2次予選のアウェー・サウジアラビア戦(27日)とホームのカタール戦(31日)に臨む。ここでもエースが存在感を発揮してくれそうだ。












