阪神・西勇輝投手(35)が25日の中日戦(バンテリン)に先発。5回77球を投げて5安打2失点の粘投も、打線の援護に恵まれず今季3敗目(3勝)を喫した。降板後、この日の投球を「先制点は取られましたけど、キャッチャーと話し合って、なんとか粘りたいって言ってたんで。ホームランはありますけど、それ以外は粘れたんじゃないかと思ってます」と振り返った。

 6月11日以来、約2か月ぶりとなった一軍のマウンド。3回までは無失点で切り抜けたが、4回一死一塁から上林にチェンジアップをとらえられ、右翼席への先制2号2ランを献上した。

 打たれた一発については「(自分は)スピードがないピッチャーなんで、1打席目の配球と、1球目のアウトコースへ投げたツーシームの反応を見てインコースかアウトコースか2分の1なんで。そこを向こうに読まれたって形ですね」と分析。「次のチャンスは2分の1の内か外かを相手に読まれないように、揺さぶっていきたいなと思います」と改善を誓った。

 2点ビハインドとなった5回には無死一、三塁のピンチを背負ったが、福永を三振。最後は岡林を併殺打に仕留めて無失点で切り抜けた。「(5回は)しのいでというか、結果の世界だからゼロで抑えればよかったし。けど結果的に負けてしまったから、あのホームランはもったいないなっていう風に思います」と悔しさもにじませた。

 それでも久々に戻ってきた一軍の舞台には充実感もにじませたベテラン右腕。「楽しめたね、ほんとに。二軍と一軍と違うし、仲間の声かけだったり、声援だったりをしっかりマウンドとベンチで体感できた」とうなずいた。

 チームは2―4で敗れ、連勝は「2」でストップ。優勝マジック点灯はおあずけとなり、2位・巨人には2・5ゲーム差に迫られた。