ナ・リーグ西地区の4位に低迷するジャイアンツが23日(日本時間24日)、敵地ボストンでのレッドソックス戦で相次ぐアクシデントに見舞われた末、4―5で敗れる散々な1日となった。

 まずはウィリー・アダメス内野手(30)が初回の攻撃で二塁から全力疾走で本塁に生還した際、スライディングが引っ掛かる格好となり、ベースに触れた左ヒジを負傷。その後もプレーを続けたが、5回の守備から退き「MLB公式サイト」によると24日(同25日)に精密検査を受けることとなった。

 悪夢はこれで終わらなかった。2点ビハインドの5回二死一塁の守備でビクター・ベリコト外野手(24)は左翼のファウルゾーンに打ち上がったフライの捕球に向かった。フェンウェイ・パークの左翼ファウルゾーンは左翼線と客席の間がほとんどない形状。ベリコトは走りながら落下点に入ってグラブを構えたが、客席のファンがグラウンド内にグラブを伸ばして捕ろうとしたため、一瞬だけボールの行方を見失って捕球できなかった。

 しかも、フェンスとの激突を避けようと体をよじったベリコトは直後に右足首をひねって転倒。悶絶した後、痛々しく足を引きずりながらトレーナーを伴って自力でベンチに引き揚げたが、試合に戻ることはなかった。

 米メディア「ラリー・ブラウン・スポーツ」は「スタンドにいたファン(レッドソックスのジャージーを着ていた)がボールを捕ろうとフィールドに手を伸ばしたため、ベリコトはキャッチできなかった」と断罪。「このプレーはファンの妨害と判定され、そのファンも間もなく退場させられたと報じられた。52勝77敗のジャイアンツにとって、滑稽なほど不運な1年となっている」と嘆き節で伝えている。