〝守護神〟の看板が、いまや勝利を守るどころか壊しかねない。ドジャースは13日(日本時間14日)、本拠地ドジャースタジアムでナ・リーグ中地区首位ブルワーズに4―5で逆転負けした。2点リードの9回に登板したエドウィン・ディアス投手(32)は先頭を三振に仕留めながら、その後に4者連続安打。2点差を追いつかれ、二死一、二塁で降板した後、バトンを引き継いだベシアが勝ち越し打を許し、ディアスには計3失点が記録された。
これで4試合で3度目のセーブ失敗。右ヒジの手術で約3か月離脱した後も歯車はかみ合わず、今季防御率は11・57まで悪化した。73勝49敗となったドジャースは、ナ・リーグ最高勝率のブルワーズ(75勝47敗)に勝率で並ぶチャンスを逸した。
地元有力紙「ロサンゼルス・タイムズ」は、このディアスの背信投球を容赦なく切り捨てた。「エドウィン・ディアスのまたもやの失態がドジャースを破滅に導き、首位ブルワーズに敗北」と題した記事を掲載。見出しだけを見れば、守護神に〝三行半〟を突きつけるかのようなセンセーショナルなトーンだ。同紙は、右ヒジ手術から復帰後も安定感を欠くディアスが、自ら今後の役割を確信できなくなっている深刻な現状まで伝えた。
しかも、試合後の言葉も火消しにはならない。ディアスは速球について「制球は良くなかった。真ん中に寄ってしまった」と認めた一方、同点打を浴びたスライダーについては「今日は良かったと思う。良い球を投げられた」と説明した。
さらに「自分の能力は分かっている。明日も頑張って、もっと良くなるように努力するしかない」と語ったが、結果はまたもリードを守れず。これだけ失敗が重なれば、原因説明や自己評価も言い訳がましく響く。それでもデーブ・ロバーツ監督(54)は守護神交代に踏み切らず、「他に選択肢はあるのか」と苦しいブルペン事情を口にした。
確かに救援陣には故障者もおり、代役候補も盤石ではない。しかし、代替案が乏しいことと、結果を出せない投手を9回に固定し続けることは別問題だ。首位争い、そして3連覇を見据えるチームにとって、終盤の2点リードを守れない現状は致命傷になりかねない。
復調を待つための〝猶予期間〟が長引けば、その代償を支払うのは10月かもしれない。












