ドジャースは2日(日本時間3日)に人気漫画・アニメ「ONE PIECE(ワンピース)」とのコラボイベント「ONE PIECE Night」を開催した。来場者5万2000人に麦わら帽子とルフィの特製トレーディングカードが配布されるとあって、グッズを求めて全米やカナダからファンが集結し、球場周辺は朝から異例の大混雑となった。

 単身でワシントンDCから駆けつけたエイデン・ダグラスさん(23)は「万が一にももらえなかったら怖い」と、朝9時に来場。午後4時45分の開門まで、ヒューストンから来たというファンらと、交代で食事をとったりトイレ休憩を入れたりして過ごしたという。長時間の待ったが「ようやく受け取れる瞬間が楽しみ」と笑顔を見せた。

 一方、カナダ・バンクーバーから訪れたベン・ペインターさん(38)は、コラボがインスタグラムで発表された瞬間、友人らに電話をかけてロサンゼルス行きを提案。4人で早朝便に乗って駆け付けたという。途中、乗り継ぎとなったシアトルの空港では、床の上で仮眠を取るほど筋金入りのワンピースファンだ。

「僕はヤンキースファン。本当はドジャースが嫌いなんだ」と冗談交じりに笑いながらも、グッズを手に入れるため友人3人分を含め約1200ドル(約19万3000円)の試合チケット代を負担。航空券や宿泊費などを合わせると、今回の遠征費は約4000カナダドル(約43万円)に上ったという。「それでもワンピースが大好きだから」と、翌日には仕事で帰国という慌ただしいスケジュールをものともしないタフさだ。

 なお、同カードは世界中で人気を博す「ONE PIECE CARD GAME」で使用できる限定プロモカード。ドジャースタジアムでしか入手できない希少性もあり、全米各地やカナダからファンが駆け付ける一因となった。

 コラボは昨年に続き2回目。当初は先着4万人に配布する予定だったが、コラボ発表後の反響の大きさに配布数を増加した。チケットは立ち見席でも270ドル(約4万3000円)を超えるプレミアチケットに。慣れないロサンゼルスでの運転や移動に苦戦する来場者も多く、ドジャースタジアム周辺では大渋滞が発生。SNSにも「予想以上だった」「ここまで混むとは思わなかった」といった投稿が相次ぎ、地元ファンを驚かせた。