J1福岡は29日、福岡市内で2026~27シーズンの新体制発表会を行い、暫定から正式に就任した塚原真也監督(41)が、リーグ戦でクラブ史上最高順位を更新する「6位以上」、さらにカップ戦でのタイトル獲得を目標に掲げた。
塚原監督は、特別大会として行われた明治安田J1百年構想リーグの半年間を振り返り「ピッチ上の結果では、自分自身も選手もクラブも不甲斐ないものを出してしまった」と総括。その上で「8月8日から始まる新シーズンで、より高い結果を出して皆さんにお返ししたい」と巻き返しを誓った。
今季のチーム像については「選手がベスト電器スタジアムで躍動し、それを見た皆さんが熱を感じ、『また行きたい』『また応援したい』と思ってもらえるようなチームを作りたい」と強調。100年構想リーグ前の新体制発表会では「継承」をテーマに掲げたが、今回は「リーグ戦は6位以上。そしてカップ戦は2つあるが、ここでタイトルを取る」と明確な目標を打ち出した。
今オフはFW師岡柊生、FWウェリック・ポポ、DF三國ケネディエブスらを補強。「クラブの編成も含めて、我々が大事だと思っているポイント、選手、パーソナリティーで非常にいい補強ができた」と手応えを口にし「半年間で我々が一番アドバンテージを得たと思っている。残ってくれる選手も心強いし、今ここにいる選手たち、補強も含めて、目標を達成できるというワクワク感が強い」と自信をのぞかせた。
課題に挙げたのは守備の再構築だ。「失点が少し多くなってしまったので、もう一度しっかり引き上げて少なくしたい」。ハイプレスをベースとしながらも「構えて、中盤で構えてカウンターを狙っていくことも大事になる」と、試合展開に応じた戦い方にも磨きをかける考えを示した。
得点力向上へ向けては、新たに加わった北嶋秀朗コーチ(48)にも期待を寄せる。塚原監督は2023年にともに受講したS級コーチ養成講習会を通じて親交を深め「いろんなアイデアを持っていますし、それ以上に人間性のところが大事だと思っています。この人と一緒に仕事をしたいと思っていました」と明かした。
その思いは並々ならぬものだった。「(前所属クラブの)解任のリリースが出た時は、申し訳ないですけど、心の中で『よし!』と思った」と笑いを誘い「1、2週間くらい毎日のように電話やメールをした。ラブレターじゃないですけど、そのぐらい一緒に仕事をしたかった」と招へいの舞台裏を披露した。
北嶋コーチは「監督と選手をつなぎ、スタッフ同士もつなぐ存在になってチームの力になれたら」と意欲。「最後にボールを蹴り込むのは人。最後の局面で冷静な状態でシュートを打つことができれば、得点は増えると思う」と得点力向上への考えを語った。
最後に塚原監督は「半年間でまいた種を次のリーグでしっかり咲かせるように、残ってくれたメンバー全員で覚悟を持って目標を達成したい」と、新シーズンへの決意を改めて口にした。













