北中米W杯1次リーグF組第2戦チュニジア戦(20日=日本時間21日、メキシコ・モンテレイ)で4―0と圧勝した森保ジャパンに対して、世界的レジェンドの元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ氏(44)が優勝に太鼓判を押した。

 日本代表はチュニジアを攻守で圧倒し、4―0と爆勝。その戦いぶりに世界中から熱い視線が注がれている。そして、あのレジェンドも森保ジャパンにゾッコンだ。

イブラヒモビッチ氏(中)はACミランのシニアアドバイザーを務める(ロイター)
イブラヒモビッチ氏(中)はACミランのシニアアドバイザーを務める(ロイター)

 米放送局「FOX」で解説を務めたイブラヒモビッチ氏は、日本代表の圧勝劇について言及。「日本をサプライズと呼ぶのをやめるべきだ。このようなパフォーマンスを一貫して発揮するチームは、もはやサプライズではなく、本物の優勝候補だ」と断言した。

 その理由をこう熱弁する。「W杯で4―0の勝利は運で起こるものではない。相手を圧倒するのは偶然ではない。それはクオリティー、規律、自信、そして自分の役割を完全に理解している選手たちから生まれる」と現在の日本代表は個のクオリティーを組織力が高度に融合した理想のチームだと強調。「最も印象的なのは彼らのメンタリティーだ。恐れもためらいもなく、相手の名声に執着もしない。彼らは攻撃的に攻め、守備は一体となって行い、対戦相手にとって1分、1秒たりとも楽にさせない」と精神面の強さも指摘する。

「大会が始まる前は、誰もが世界サッカーの伝統的な強豪国に注目していた。だが試合を重ねるごとに、日本は自分たちをその会話の中に強引に押し込んでいる」と森保ジャパンの評価が急上昇しているとズバリ。「もし私が最大級の強豪国の一員でこのパフォーマンスを見ていたら、心配になるだろう。とても心配だ。なぜなら日本は、ピッチに立つたびに強くなっているチームのように見えるからだ」と口角砲を飛ばした。

 レジェンドの熱弁はなおも止まらない。「危険なのは、彼らが決して満足しないことだ。3―0になっても、4―0になっても、彼らはプレスを続け、走り続け、もう1点を探し続ける。それが、特別なことを成し遂げられると本気で信じているチームのマインドセットだ」とチーム全体に浸透するその姿勢に舌を巻く。

「世界中のスーパースターをそろえても、このレベルの規律、エネルギー、自信を持ってプレーするチームと対戦すれば、苦しむことになる。今、日本はゆっくりと今回のW杯の優勝候補の一角を確立しつつある。一部の人々は同意しないかもしれないが、サッカーは名声ではなく、パフォーマンスによってなるものだ」と日本代表が目標とする優勝の可能性は十分にあるとお墨付きを与えた。

「そして信じてくれ、次のラウンドで日本と当たるチームは、祝うどころか、どうやって彼らを止めればいいのかを考えあぐねるだろう」と今後対戦する強豪国は森保ジャパンに恐怖すると予想した。

 現役時代は世界最強ストライカーの称号をほしいままにしたスーパースターからの〝推し宣言〟は、森保ジャパンにとって強力な後押しとなりそうだ。