国際サッカー連盟(FIFA)を率いるジャンニ・インファンティノ会長の後継者をめぐる動きが加速している。

 同会長はW杯などを運営する新会社「FIFAフォワード・エンタープライズ」(FFE)を設立し、株式を民間に売却する計画を発表。これに非難の声が高まると、同会長は計画の中止を決め「あらゆる意見に慎重に耳を傾けた結果、当初掲げた目的の実現にはもはや役立たないものであることが明らかになった」と説明した。

 計画を撤回することになったが、自身の側近が辞任し、FIFAの幹部が公然と会長批判を展開するなど、インファンティノ会長の立場を揺るがしており、来年3月の会長選挙での再選は難しい見通しとあって、後任争いも注目されている。

 英紙「サン」によると、フランス1部パリ・サンジェルマンのナセル・アルケライフィ会長、欧州サッカー連盟(UEFA)のアレクサンドル・チェフェリン会長、北中米カリブ海サッカー連盟(CONCACAF)のビクター・モンタグリアーニ会長、アジアサッカー連盟(AFC)のシェイク・サルマン会長の名前とともに、J1名古屋監督も務めた名将アーセン・ベンゲル氏の名前も浮上しているという。

 同紙は「アーセナル(イングランド)の元監督のベンゲル氏は長年FIFAの側に立っており、時折とんでもないルール変更案を提唱してきた。正式には(FIFAの)グローバルサッカー開発責任者であり、比較的静かに過ごしている。しかしベンゲル氏のサッカー界における影響力と一定の支持があれば、彼は内部からインファンティノ会長に対抗できるだろうか?」と指摘していた。