J1福岡のMF見木友哉(28)が、4月の月間MVPと月間ベストゴール賞をダブル受賞した。アビスパ福岡としてはJ1、J2を通じて初のW受賞。月間MVPは2020年9月度の上島拓巳、23年9月度の紺野和也に続くクラブ3人目となり、月間ベストゴールも3月度の辻岡佑真に続く2か月連続受賞となった。
見木は「非常にうれしい」と笑顔。「ベストゴールは期待していた部分もあったけど、MVPはそこまで取れると思っていなかったので驚きもあった」と率直な思いを口にした。4月の福岡は広島戦や長崎戦で90分勝利やPK勝利を重ねるなど、開幕直後の苦しい流れから〝簡単に負けないチーム〟へ変化を見せた時期でもあった。見木自身もボランチとして攻守両面で存在感を発揮し、「自分が勝たせるという気持ちで常にプレーしている」と振り返った。
塚原真也監督(41)も「攻守でクオリティーを見せてくれているし、背中で引っ張ってくれている」と高評価。「もっと攻撃を引っ張っていってほしい」と今後への期待も口にした。
一方、月間ベストゴールに選ばれたのは、4月29日の第13節広島戦で決めた鮮烈なミドル弾だ。ドリブルで持ち運び、右足を振り抜いた一撃は大きく変化しながらゴール右隅へ突き刺さった。「パスをもらう前から前にスペースが見えていて、運んで打つイメージはあった」と回想。「狙いはあったけど、あそこまで変化するとは思わなかった」と振り返り、「あれはキーパーも取れないと思った。ミドルシュートの中ではベスト」と胸を張った。さらに「代表クラスのキーパーから決めたことにも意味がある」と、日本代表GK大迫敬介(広島)から奪った一撃の価値も強調。塚原監督も「あれはワールドクラス」と絶賛した。
今季の福岡はPK戦勝利こそ多いものの、90分勝利の少なさが課題。23日のホーム神戸戦(ベススタ)では、敗れれば最下位転落の可能性もある。見木は「まず勝ち点3を取らないといけない。サポーターも90分勝利を待ちわびていると思う」とキッパリ。クラブ史上初のW受賞を果たした司令塔が、崖っぷちの最終節でも勝利へのカギを握る。












