森保一監督率いるサッカー日本代表の前田遼一コーチ(44)が19日、北中米W杯(6月11日開幕)のメンバー入りしたかつての教え子について語った。

 元日本代表FWの前田コーチは、2000年に当時J1の磐田でプロキャリアをスタートさせ、09年から2年連続でリーグ得点王に輝いた。代表でも33試合10得点を挙げたストライカーで、現役引退後の21年には磐田のU―18チームでコーチ、翌年には監督に就任。同時期のチームには、初めてW杯メンバーに選出された高校時代のFW後藤啓介(20=シントトロイデン)がいた。

代表入りしたFW後藤啓介
代表入りしたFW後藤啓介

 この日、千葉県内で報道陣の取材に応じた前田コーチは、現在はFWが本職の後藤について「自分はボランチをやりたいとか、当時はセンターバックでもいいくらいだと言っていた。実際に技術的にもそういうことができる選手であるのは見て感じていた。チーム状況もあるが、いろいろなところでできたらいいなと思って起用させてもらった」と当時の思いを明かした。

 さらに、後藤の普段の練習に取り組む姿勢に加え「休みの日でも、クラブに来て練習していた。向上心はとてつもないと当時から感じていた。将来プロは間違いないだろうと、その時から感じていた」と大成を予感していたという。

 一方で、オフのときは「ピッチ外だとよく食べて、よく寝ているなという印象だった。寮にも行っていたので、よく寝起きで部屋から出てきた姿が、自分の中では印象的だった」と高校生らしい一面もあった。

 昨秋に初めて代表入りして、一気にW杯メンバー選出を果たしたまな弟子には「高校時代から見させてもらった選手と、一緒にまず代表で仕事できたこと自体うれしいし、最終的に(W杯の)メンバーに入ったことはすごくうれしい」としみじみ。日の丸を背負う舞台で再会した2人の師弟関係に、今後も注目だ。