大ベテランが語る日本代表の進化とは――。サッカーの北中米W杯(6月11日開幕)の日本代表に選出された長友佑都(39=FC東京)が17日、都内でクラブ主催の会見に登壇した。

 5回目の選出となる今大会では、森保一監督率いる日本代表は目標を「優勝」と明言。この日の会見では、1次リーグ敗退に終わった2014年ブラジル大会を「本田圭佑も、僕も(目標が)優勝と言っていたものの、実際に心の底から思っているかというと、そうではなかった。選手の質はもちろんあったが、優勝するだけの実力は日本にはなかった」と振り返った。

 しかし、今大会は「優勝するだけの質を持っていると思うし、チーム力も持っている。僕だけではなく、チームメートも、森保さん、スタッフも本気で優勝を狙って、心の底から出てくる言葉。正直その違いはある」と確かな進歩を実感している。

2014年ブラジル大会は1次リーグ敗退(左から本田圭佑、ザッケローニ監督、長友)
2014年ブラジル大会は1次リーグ敗退(左から本田圭佑、ザッケローニ監督、長友)

 さらに長友はチームの成長に合わせ、日本がブラジル大会の初戦(コートジボワール戦)で敗北した当時を引き合いに出しながら、自身の進化をこう語った。「非常にチームは落ち込んで、活気もなくなったし、みんな不安でどうしたらいいのか分からない状況になった。僕もなったし、そこから奮起することはできなかった。でもあの時、今の経験を持った自分がいたら、チームを前に向かせられたと思う」とチームの精神的支柱としての自信を示した。

 39歳の長友は、自身を「空気清浄機」とたとえており「悪い空気をキレイな空気にできて、チームをまた新たに過ごしやすい環境にできて、前を向かせられる。(それは)4大会経験した僕にしかできない」と頼もしさをアピール。「口だけではないことをみなさんにお見せするので、もう見ていてくださいとしか言えないです」と強気の姿勢を見せた。長年の経験を生かし、チームを優勝に導く存在になってみせる。