サッカー元日本代表DFの田中マルクス闘莉王氏が27日、自身のユーチューブチャンネルを更新。30日午前2時キックオフの日本―ブラジルの一戦を占った。

 ブラジル出身の闘莉王氏だが、かねて今回のセレソンには厳しい評価を下してきた。この日も冒頭から「W杯始まる前から、ブラジル代表、協会含めてごちゃごちゃしていた。監督もころっころ変わって。結局どうしようもないからアンチェロッティ監督が来た」と口火を切り「(ブラジルは)楽なグループに入った。アテになるのは初戦のモロッコ戦だけ。(FWの)ラフィーニャはケガして今大会出れない。中盤のカゼミロは運動量、体のキレがダメ。両サイドバックにも問題がある」と一気にまくし立てた。

 その上で「僕が生きてきた中で一番弱いブラジル代表なんじゃないかな」とズバリ。

 なかでも〝穴〟とニラんでいるのが、ダニーロとドグラス・サントスの両SBだ。

「今までの凄いSBがいたブラジルからしたら、全然レベルが違う。攻めてもいないし、守りも大したことない。センターバックのガブリエルとマルキーニョスの能力で守備してるような感じ」

ブラジルの「不安要素」と言われるSBのダニーロ(ロイター)
ブラジルの「不安要素」と言われるSBのダニーロ(ロイター)

  当然、試合ではその〝穴〟を狙うべきだ。闘莉王氏は「両サイドから攻めていった方がいい。中央は固い。今の日本だったら中村敬斗、堂安律、伊東純也、菅原由勢、前田大然を使ってサイドを崩していくのがいい。特に中村選手で起点をつくると日本の良さが出てくる。右で作って左で仕留めると、日本の得点パターンは決まってくる」と力説した。

 他方で、ブラジルには今大会すでに4得点を叩き出しているFWビニシウスがいる。闘莉王氏も「一番気を付けないといけない」と断言。その上でビニシウスに対しては「堂安と冨安(健洋)がみるのがいい。(抑え込める可能性は)あると思います」と語った。

 最後は大一番を迎える森保ジャパンに「ブラジル相手に日本は慌てないこと。ボール回して回して慌てない。じりじりと自分たちのリズムでいくこと」などとエールを送り、〝王国〟撃破を願った。