阪神は28日の広島戦(マツダ)に12―3で大勝。猛虎打線が大爆発し、連敗を2で止めた。

 初回、森下のリーグトップとなる17号2ランで先制。さらに1点ビハインドとなった6回には16試合ぶりとなる佐藤の一発が飛び出した。先頭で打席を迎えると、鯉先発・岡本の初球のワンシームを完璧に捉えた。

 打った瞬間の打球は高々と舞い上がり、右翼席へ突き刺さった。ゆっくりとダイヤモンドを一周し、ベンチのナインとハイタッチ。同点の16号ソロを放った虎の背番号8は「しっかり準備することだけはやっていたので。久しぶりに打ててよかったです」と汗をぬぐった。

 主砲の一発で勢いに乗った猛虎打線は7回にも一死一、二塁から中野、森下の連続適時打で3点を追加。さらに9回には打者一巡の猛攻で6点を奪い突き放した。

 先発・高橋は6回97球を投げて8安打3失点も2リーグ制後、球団初の開幕10連勝。2回、佐々木の同点ソロを浴びるなど高く浮いた球を痛打される場面もあったが、140キロ後半の直球に鋭いカットボールを織り交ぜ要所を締めた。

 藤川球児監督(45)は「高橋に勝負の運が向いてくれたのはすごいうれしい」と笑顔を見せつつ、「点を取っては取られる展開が続いているので、この課題はチームとして解決していかなければならない」と冷静に振り返った。

 投打がかみ合い、敵地で快勝を収めた猛虎軍。この勢いのまま〝大混セ〟から抜け出したい。