阪神のドラフト1位ルーキー・立石正広内野手は一軍出場22試合で打率2割2厘とプロの壁に跳ね返され、現在はファームで再調整中。3球団競合の鳴り物入りで入団した大型新人は登録抹消前日の16日西武戦(甲子園)では4タコ4三振という屈辱的な打撃成績に終わり、ベンチ内で涙を流した。

「気持ちは分かる。相手にされていない感じの三振だったもんな。俺もルーキーの頃、江川さんに全く相手にされなかった。ショックやな」と語るのは球界OBの高木豊氏。「相手バッテリーの攻めがインサイド中心になってからパニックになった」と解説する。

「立石は苦手としているインサイドを無理に打とうとして打撃フォームを崩し、外角すら手が出せなくなった」と語る高木氏も、プロ1年目は全く同じ落とし穴にハマったという。現役通算1716安打を放った同氏だがルーキーイヤーの打率はキャリア最低の2割2分。プロの一軍ピッチャーの内角球攻略に難儀したという。

「今はインサイドへの球は全部見送っていれば良かった。そのくらいの居直りができないんだよね。ルーキーだから。弱点の矯正は1年目のオフにでもやればいい」と語った高木氏は「勇気を持って絶対的な自信は失うな。お前ならできる」と若虎へエールを送った。