巨人は21日の中日戦(東京ドーム)で3点リードの8回に登板した大勢が味方守備の乱れも絡んで一挙4点を失い、3―5で逆転負け。リーグ戦再開後の最初のカードは、最下位チームを相手に1勝2敗の負け越しとなった。
先発した井上は6回途中まで無失点と試合をつくったが、8回無死一塁の場面で二塁手の浦田が鵜飼の打球を痛恨のファンブル。併殺となる場面が無死一、三塁となり、大勢の4失点(自責0)につながった。
橋上監督代行は「最後の締めくくりをしっかりできなかった。こちらの反省だと思います。勝ち試合だったので、本当に申し訳なかったなと思います」とファンに向けて陳謝した。
手痛い黒星を喫したチームには、この日からベテランの甲斐拓也捕手(33)が今季初めて一軍に昇格。捕手登録の選手は岸田、大城、小林と合わせて異例の4人となった。その理由について橋上監督代行は「捕手登録の選手が2人(岸田、大城)が試合の頭(先発)からいっていて、実質『捕手3人体制』では足らなくなる可能性があるので」と説明。強力打線の形成、攻守のバランスを保つことが狙いと明かしたが、別のメリットも生まれそうだ。
チーム関係者は「甲斐は実績もあるし、あらゆる引き出しがある選手。試合に出る機会は限られるかもしれないが、情報共有や意見交換などグラウンド外でも甲斐ができることはあるし、作戦の幅も広がるはず」と指摘した。甲斐はソフトバンクの〝黄金期〟を正捕手として支えたベテラン。首位や優勝を争う修羅場をくぐり抜けてきた経験はチーム内でも屈指だ。そのため〝助役〟としての働きにも注目されており、実松バッテリーコーチも「物事が後手に回ってからでは遅いし、あらゆる事態を想定した拓也の働きに期待したい」と口にした。
チームはこの日で67試合を消化。半分以上を残すシーズンでどんな化学反応を引き起こすのか――。












