虎にとっては、あまりにも重い3週間だった。阪神は交流戦を6勝12敗で終え、4年連続の負け越し。19日のDeNA戦(横浜)からリーグ戦が再開する。再びセ5球団との戦いに戻る中、巻き返しへ何が必要なのか。本紙評論家・伊勢孝夫氏が2つの提言を送った。
【新IDアナライザー・伊勢孝夫】結局、パ・リーグ投手陣の速い球を打てんかったな。中野、森下、佐藤は頑張ったけれども、パ・リーグ5位のロッテ、6位の楽天以外には勝ち越せんかったもんな。速球派投手と、それに対応しているパの打者を見て、阪神の選手も「もっと練習しないとアカン」と感じたんちゃうかな。
やっぱりこの世界で生きてきたもんからしたら、どんな格好をしてでも試合に勝たなアカンよ。だからこそ藤川監督が楽天戦(17日、甲子園)の6、8回に2回もスクイズしたのを見て、なんでもっと早うやらんかったんや、と思ったな。
もちろん相手を見ながら戦法を変えるのは大事なことやけど、現状は近本が抜けた1番と下位打線がなかなか機能していないんやから。リーグ戦に戻っても状況が変わらんのなら、なりふり構わず6番以下から1番にかけては、好機でスクイズさせてもええんちゃうかな。森下や佐藤がチャンスをつくっても、そう簡単にタイムリーは出んもんやと割り切って、作戦面では我慢強くやるべきやと思うよ。
中継ぎの起用も気になったな。信頼できる石井が左アキレス腱断裂でおらん分、やりくりは大変やろうけど、勝ちパターンと負けパターンは明確に分けるべきや。工藤と木下は西武戦(16日、甲子園)の1点ビハインドで投げ、工藤は翌日の楽天戦ではリードした展開でも出てきた。役割をはっきりさせないと選手もしんどいし、くたびれてしまうよ。
交流戦はだいぶ苦しんだけど、まずはDeNA戦とヤクルト戦で藤川監督がどんな戦いを見せてくれるか楽しみにしてるよ。
(本紙評論家)












