ドジャース・佐々木朗希投手(24)が30日(日本時間31日)、本拠地ロサンゼルスでのフィリーズ戦に先発し、6回途中まで84球を投げて1失点。3安打、7奪三振、1四球で抑え、先発としての役割を果たした。

 両チームとも無得点だった2回、先頭打者のボームに1ボールから投じた高めへの98・9マイル(約159・2キロ)のフォーシームをバックスクリーン右に運ばれ、1点を先制された。しかし、この日は最速100・4マイル(約161・6キロ)を計測した剛速球が冴え渡り、22本塁打で両リーグトップのシュワバーを2打席連続三振。ボールに食らったソロの後は13者連続でアウトにし、走者すら許さない快投を演じた。

 しかし、1点をリードしていた6回一死からシュワバーに三塁へのボテボテの内野安打で久しぶりの走者を背負うと事態が大きく変化。続くターナーに右前打を許して一、二塁となると、デーブ・ロバーツ監督(53)はゆっくりとベンチを出て佐々木に降板を告げた。2番手でマウンドに上がったベシアはハーパーにいきなり四球を与えて満塁までピンチを広げたが、続く代打・ソーサを空振り三振、ボームを三ゴロに打ち取ってピンチを無失点で切り抜けた。

 左腕の好救援に佐々木はベンチから拍手を送った一方、「NHK BS」で解説を務めた今中慎二氏(55)はロバーツ監督が佐々木を見切ったタイミングについて疑問を呈した。

 この日の佐々木の投球内容を高く評価していた今中氏は、ロバーツ監督がベンチを出た直後から「替えちゃうんですねえ。(佐々木に)乗り切ってほしいですよね。せっかくいいボールがあって。これだけのピッチングができるわけですから」とチクリ。さらに、チームとしても佐々木の出来を見てリリーフ陣が登板に向けた準備をしていなかったことを挙げ「だいたいこの回が始まるまでブルペンは何もしていなかったわけじゃないですか。佐々木朗希の内容を見たら確かに準備する必要はまだないなと。たかだか〝エラー〟のランナーが出ただけでそんなに慌てないといけないかなという感じですよね。〝まだいけるだろ〟とベシアも思っていたんじゃないですか。だから準備してわけないですから」と指摘した。

 ただ、結果的にベシアがどうにか無失点で抑え、リードは保たれた。それでも「明らかに準備不足。ロバーツ監督が選手に助けられました。ベシアが一番ホッとしています」と話していた。