ドジャースの左腕エース、ブレーク・スネル投手(33)が左ヒジの関節遊離体(通称・ネズミ)の除去手術を受けるため戦列を離れ、球団専門メディア「ドジャース・ウエー」から厳しい目が向けられている。
左肩痛で開幕に間に合わなかったスネルは9日(日本時間10日)のブレーブス戦で今季初登板。グラスノーの離脱により、マイナーでのリハビリ登板を1試合早めたマウンドで3回5失点(自責4)だった。そして2度目の登板となる予定だった15日(同16日)のエンゼルス戦を急きょ回避。発覚したネズミで負傷者リストに入り、手術を受けることが決まった。
レイズ時代の2018年、パドレス時代の23年にサイ・ヤング賞に輝いた実績をドジャースに買われ、25年から5年総額1億8200万ドル(約272億円=当時)の大型契約を締結。一方、移籍前から故障で離脱するケースが多く、加入した昨季も11試合の先発にとどまった。ワールドシリーズの優勝には大きく貢献したが、現状でシーズン登板は2年間でわずか12試合、64回1/3にとどまっている。
同メディアは18日(同19日)、スネルの過去の故障歴を振り返りつつ「ロサンゼルスがこの選手と契約したのは安定感のためではなく、時折見せる輝かしい活躍のためだった。しかし、スネルが5年契約の2年目を迎えた今、すでにキャリア最低の投球回数を記録し、今回の手術で約3か月離脱する可能性がある。こうした状況では、彼の契約が果たして妥当だったのか疑問を抱かざるを得ない」と指摘した。
もっとも、ドジャースの目標はワールドシリーズで優勝することにある。同メディアも「(シーズン中は)十分な戦力層があるため何とかやりくりできる。重要なことはポストシーズンに向けて全員が健康な状態であることだけだ」と過程よりも最終結果に重きを置く。その上で「ドジャースはスネルがケガが長期離脱するリスクを承知で起用してきた。彼のキャリアがそうだったからだ。しかし、(10月も)彼が健康でなかったり、健康上の理由でパフォーマンスを発揮できなかったら? その時は彼の契約について厳しい話し合いをしなければならないだろう」とクギを刺した。
ドジャースの武器の一つに豊富な資金力が挙げられるが、周囲にコスパが見合わないと判断されれば風当たりはますます強まりそうだ。












