ドジャースは20日(日本時間21日)、敵地デンバーでのロッキーズ戦で5本塁打を含む15安打の猛攻を浴びせて12―3で圧勝。連敗を「2」で止め、今カードを2勝2敗で終えた。

「1番・DH」で先発出場した大谷翔平投手(31)は4打数1安打、1盗塁。連続出塁記録を「52試合」に伸ばし、アジア出身選手の最多に並んだ。6回には申告敬遠で歩かされるなど相手に与えるプレッシャーは絶大。先頭打者としてもこれ以上厄介な選手はいないが、チーム内には少ない出場機会でド派手な活躍を続けている選手がいる。正捕手・スミスの控えに回っているダルトン・ラッシング捕手(25)だ。

 この日は前日19日(同20日)から「父親リスト」に入って不在のフリーマンに代わり、一塁で先発出場。打順は9番で2巡目以降の大谷につなぐ役割も担ったが、つなぎどころか絶好調のバットで走者をかえした。8回先頭の第4打席は外角のフォーシームを反対方向の左翼ポール際へ6号ソロ、続く9回一死一塁の5打席目は低めのスライダーを豪快に右中間席へ叩き込む7号2ラン。5打数2安打3打点の暴れっぷりで、今季5本塁打の大谷を一気に突き放した。

 チームは22試合を終え、マンシーがこの日の2発を加えて8本塁打(21試合、85打席)でリーグトップタイに立つが、ラッシングはわずか8試合、28打席で7発と驚異的な勢いでアーチを量産している。米メディア「ドジャー・ブルー」も「550打席のフルシーズン換算で143本塁打のペースとなった。また、今季2度目の1試合複数本塁打記録にもなった」と仰天するばかりだ。

 一方、どれだけ好調でもネックとなるのは出場機会。一塁のフリーマンは家庭の事情で戦列を離れているものの、DHには不動の大谷、本業の捕手はスミスが攻守の要となっている。仮に「143発」が実現すれば、2001年にバリー・ボンズ(ジャイアンツ)が記録したMLBのシーズン最多本塁打記録「73本塁打」を2倍近くも上回ることになるが、果たしてどうなるか。