ア・リーグ中地区のロイヤルズに突如勃発した〝内紛騒動〟が一夜で収束に向かったようだ。
発端は18日(日本時間19日)のヤンキース戦で、開幕から出場を続けていた生え抜きのスター選手であるサルバドール・ペレス捕手(35)が欠場となったこと。マット・クアトラーロ監督(52)は、ペレスが出場した20試合で打率1割6分と低迷していたことから回復を願い「精神的な休息を与えてあげようと思った」と休養させる措置を取った。ところが、その後にペレスが自身のXで「気分転換など必要ない」と指揮官の方針に歯向かうかのような投稿を投げかけ、米メディアに造反行為とみなされて波紋を広げていた。
そして19日(同20日)になり、渦中のペレスは「何の問題もないよ。彼(監督)はそんなつもりじゃなかったんだ。みんなが誤解しちゃっただけさ。よくあることだよ。SNSってやつ、みんなも知っているだろ? 時々、ちょっとおかしなことになるんだ。彼が『メンタルを休める必要がある』なんて言ったわけじゃない。彼は僕のことを知ってるし、みんなも僕のことを知っている。僕は毎日スタメンで出たいし、プレーして楽しみたいんだ」とMLB公式サイトに語った。
また、ペレスによると、欠場したことを心配した友人や家族から「大丈夫か」といったメッセージが届けられ、それに対して反応したのだという。一方のクアトラーロ監督はペレスと話し合いの場を設けた上で「難しい話じゃなかったよ」と打ち明け「ただ座って話し合っただけ。会話はすごく自然だった。彼に説明したら理解してくれた。だから、その件はもう終わったこと」と〝問題なし〟を強調した。
チーム崩壊という最悪の事態は免れた模様だが、状態は上向かない。この日のヤンキース戦に「4番・DH」でスタメン復帰したペレスは4打数無安打、2三振とサッパリ。打率1割5分2厘まで下がり、投手陣も初回からジャッジに2ランを浴びるなどいきなりの3失点…。2回はライスのソロ、5回にはグリシャムの3ランと計3発を食らって0―7で完敗した。
同地区の最下位で並んでいたホワイトソックスは村上の3試合連続アーチなどでアスレチックスに勝利し、チームは今季ワーストを更新する7連敗で単独最下位に転落。誤解が解消されても、本当の意味で笑い合えるのは連敗を止めてからになりそうだ。












