ドジャース・大谷翔平投手(31)が3年ぶりに開幕から投打二刀流で臨み、徐々にギアを上げてきている。

 投手としては1勝、6イニングを投げて得点を許しておらず防御率0・00。打者としては打率2割1分7厘ながら4日(日本時間5日)のナショナルズ戦まで2試合連続のマルチ安打を記録し、上昇気配を漂わせている。そんな大谷は今季でMLB9年目。今季の1号も含め、計281本塁打を記録しているが、ユニコーンにかけられる期待もまた異次元だ。

 スペインの大手紙「マルカ」(電子版)はこの日、「大谷翔平はMLBの歴代最多本塁打記録を破れるだろうか?」とバリー・ボンズ氏が打ち立てた不滅の記録「762本塁打」の更新に期待した。昨季はキャリアハイの55発をマークしたが、当然のことながらとんでもないペースでアーチを量産する必要がある。

 同紙は「計算してみると、途方もない数字だ。ボンズの記録を抜くには、大谷はあと482本塁打を放つ必要がある。長打力が伸びている現代でもとんでもない難題だ。30代後半、あるいは40代前半まで卓越した成績を維持するだけではなく、耐久性も求められるだろう。才能だけでは到底太刀打ちできない」と現実に目を落とした。

 しかし、不可能といわれた二刀流を体現している大谷だ。同紙も一方的に決めつけることはせず「そのパワーは特定の球場や対戦相手に左右されない。今後10年間、シーズン平均40~45本塁打をマークすればボンズの記録に迫るだろう。そのような安定した記録はまれだが、彼のようなレベルの選手にとっては不可能ではない」と希望を見いだした。

 加齢による衰え、アスリートにとって避けて通れない故障のリスクなども乗り越えていくのか。大谷には変わらず熱い視線が注がれている。