ドジャースが今季2度目の3連勝をかけて5日(日本時間6日)に敵地でのナショナルズ戦に臨む。先発のマウンドは佐々木朗希投手(24)に託されるが、今季から取り入れた第3の球種は謎だらけのようだ。

 佐々木はオープン戦で計4試合に登板して防御率15・58。酷評の嵐に見舞われた中で開幕ローテーションに抜てきされ、4戦目のガーディアンズ戦(3月30日=同31日)で敗戦投手となりながらも5回途中まで1失点、2四球と一定の結果を残した。ナショナルズ戦は今季初勝利とともに真価が問われる一戦となるが、直球とスプリットに続く新球種は未知の部分が多い。

 地元紙「カリフォルニア・ポスト」は4日(同5日)、「佐々木がレギュラーシーズンで初めてこの球種を披露した際、MLBのスタットキャストシステムは、これをカッターと分類した。しかし、ナショナルズ戦を控えた土曜日午後(同日曜日午前)に確認したところスライダーに再分類されていた」と報じた。

 佐々木の主な球種は100マイル(約161キロ)の剛速球と落差十分のスプリット。先発として長いイニングを投げるために習得に励んだのが、この曲がり球だった。しかし、最新の解析ツールをもってしてもカッターともスライダーともつかず、すっかり惑わされた格好だ。

〝魔球〟ともいえる佐々木の第3球種に名前はなく、同紙は何とも説明しづらいボールをこう表現している。

「この球は変化球の要素を兼ね備え、右から左への動きと直前に急激に沈む特徴がある。球速は80マイル台後半で、90マイル台後半の速球とは対照的な、打者にとって厄介な変化球」「『ジャイロ』や『弾丸』のようなスライダー」「スピンもほとんどかからず、プレートまでナックルボールのように転がる彼のフォークボール、スプリッターに似ている」「コントロールしやすく、打者を翻弄するためのより欺まん的な選択肢」

 とにかく初見の打者が捉えにくそうであることは間違いなさそうだ。この球を武器に先発として地位を築けるのか注目される。