巨人は5日のDeNA戦(東京ドーム)に3―2で勝利。代打の大城卓三捕手(33)が今季1号となる逆転3ランを放った。この日一軍に復帰し先発した井上に白星をもたらす一発だった。

「今年一の感触。打った瞬間入るかなと思いました」。1点ビハインドの7回二死一、三塁のチャンスで代打に送られた大城はその言葉どおり149キロの直球にバットを振り抜くと確信の表情。ベンチを指さし割れんばかりの歓声を浴びながらダイヤモンドを一周。記念すべき今季初安打は、値千金の特大アーチとなった。

グータッチする大城卓三と井上温大
グータッチする大城卓三と井上温大

 大城は「代打っていうのは本当に難しいので、積極的にいかないと結果が出るチャンスが少なくなると思う。積極的にというのは頭に入れていた」としつつ「なんとか1点と思って入った打席だったのでああいう素晴らしい結果になってよかった」と笑顔で振り返った。

 前日(4日)の同戦でも4回に代打で出場。結果は二ゴロに終わったが、気迫のヘッドスライディングを見せていた。阿部監督は「出番が少ない中で昨日熱いものを感じたんで、いい場面でと思って今日も行ってもらいました」と明かし、「ナイスバッティングだった、本当に素晴らしい、大きなホームランだったと思います。代打で出てあそこを裁くんだからね」と称賛した。

 今季はスタメン出場の機会を得られず、代打での2打席も無安打1三振と苦しんでいた背番号24がついに結果を残した。揺るがぬ〝勝利への執念〟でチームを導いた大城の快進撃はまだ始まったばかりだ。