飛躍の年へ──。好調なスタートダッシュを切ったものの、昨年の勝ちパターンを務めた藤井の不在など、救援陣に一抹の不安が残るソフトバンク。そんな中で今季の飛躍を狙うのが伊藤優輔投手(29)だ。昨年1月にFA移籍した甲斐の人的補償でホークスに移籍すると、今季は救援として自身初となる開幕一軍をつかみ取った。このチャンスをどう生かせるか、奮闘する右腕に迫った。

 ──初めての開幕一軍、例年と違う心境あるか

 伊藤 いや、気持ち的にはそんなに変わらないですね。

 ──昨年のシーズン途中に中継ぎに。救援として意識してるところ

 伊藤 中盤でゲームを締めるような役割が求められると思うのでしっかりテンポよく投げることと、リズムを作り直す意味で流れを引き寄せるようなピッチングができるように。勝ちパターンはある程度決まっているので、そこにつなげられるような投球ができれば。

 ──救援陣はチャンスがある

 伊藤 藤井の穴を1人で埋めるのはなかなか厳しいと思うので、みんなで力を合わせて埋めれるようにやっていきたい。

 ──契約更改時にはフォークを磨きたいと。手応えは

 伊藤 ある程度自分の中でコントロールできるようになってはきた。少しずつ自信を持って投げられるくらいの状態には来てるかなと思います。

 ──武器のカットボールはいつ頃習得した

 伊藤 ちゃんと投げ始めたのは社会人ぐらい。その時の監督にアドバイスしてもらったのが最初のきっかけ。思った以上に主戦級の変化球として使えているなと。

 ──チームメートで最近、印象的だった選手は

 伊藤 新人の2人(稲川、鈴木)は先輩との距離縮めるのがうまいなと思いますね。結構グイグイ来るのでいい感じにコミュニケーション取ってます(笑い)。

福岡の生活に慣れたという伊藤優輔
福岡の生活に慣れたという伊藤優輔

 ──福岡には慣れた

 伊藤 ある程度は慣れましたね。街がコンパクトで住みやすいイメージ。ただその分車が混んでいるなと、大通りに車が集まるので東京の方が空いていた印象がある。

 ──福岡でお気に入りの飲食店もできた

 伊藤 特定のここっていうお店は…。どこのお店も大体おいしいので、行くならいろんなところに行きたいなと。

 ──何を食べることが多い

 伊藤 基本は球場で食べてます。そうじゃない日はやよい軒や大戸屋に行ったりとか…定食が多いですね、バランスがよくて手っ取り早いので。期間限定メニューだったり、いろいろな種類を食べてます。

 ──やよい軒ではご飯おかわりしたり…?

 伊藤 おかわりしますよ(笑い)。

 ──ご実家はパン屋さんだが、お米派

 伊藤 そうですね、和食が好きなので。白米単体でも全然いけます。昔は実家に帰った時にたまに(パンを)食べたり、大学の頃は寮に差し入れがあったりしたけど、最近は圧倒的にご飯ですね。

 ──子供の頃から上原浩治氏が好き

 伊藤 父親が巨人ファンで、よくチケットをもらってジャイアンツ戦を見に行ったりしていたので。巨人ファンになる環境がありましたね。当時の巨人のエースが上原さんで(気がついたら)好きになってました。

 ──今季の意気込みをお願いします

 伊藤 1年間ずっと一軍に帯同して、目標である50試合登板を果たせるようにしたいです。

 ☆いとう・ゆうすけ 1997年1月14日生まれ、東京都荒川区出身。右投げ右打ち、投手。背番号42。身長179センチ、体重78キロ。小山台高では3年春に21世紀枠で甲子園に出場。都立高校として11年ぶりの快挙にエースとして貢献した。中央大、三菱パワーと進み2020年ドラフト4位で巨人に入団。ルーキーイヤーの11月にトミー・ジョン手術を受け、長期に及ぶリハビリを乗り越え24年に一軍初登板を果たした。25年1月に甲斐のFA移籍に伴う人的補償でホークスに移籍。今季は救援として1試合に登板し0勝0敗0ホールド、防御率0・00(4月5日時点)。