ドジャースに、不穏な火種が浮上した。大谷翔平投手(31)の右手首の状態が、米メディアの間で一気に「警戒材料」として扱われ始めている。2日(日本時間3日)は試合がなく、敵地ナショナルズ戦に備えて東海岸への移動日だったが、ドジャース専門メディア「ドジャー・ブルー」は、大谷の状態について「負傷の可能性」を注視していると報道。単なる打撃不振では済まされない空気も、ゆっくりと漂い始めた。
発端は、前日1日(同2日)のガーディアンズ戦(ドジャースタジアム)の試合前だった。大谷は異例ともいえるグラウンドでの打撃練習を実施。試合では3打数無安打、1四球、2三振に終わり、8回の好機でも空振り三振を喫した。さらに、その最後の打席後にベンチへ戻る途中、右手首を振るようなしぐさも見せた。
デーブ・ロバーツ監督(53)も、この変化を見逃していなかった。試合後にはグラウンドでの打撃練習について「少し驚いた。彼はめったにそんなことをしないから」と、大谷のルーティン変更に言及。手首の状態に関しても「正直、よく分からない。私も最後の三振の後、その様子を見ていた」と話し、トレーナーから報告を受ける考えを示した。
この動きは単にドジャース周辺にとどまらず、大きな話題にも発展しつつある。米スポーツ専門局「ESPN」の深夜番組「SportsCenter」でも「Ohtani injury(大谷が負傷か)?」として取り上げられ、人気アンカーのスコット・ヴァン・ペルト氏が「負傷者リスト(IL)入りするようなことはなさそうだが、彼にとって〝爆弾〟にならないかが心配」と指摘。現地でも「すぐ欠場」より「抱えながら戦うリスク」のほうがむしろ懸念されている構図だ。
もっとも、現時点で負傷説が高まっているわけではない。ドジャースは必要ならロースター変更を先送りできる状況にあり、右手首の軽い違和感程度にとどまる可能性もある。それでも、今季2度目の先発登板が予定される8日(同9日)のブルージェイズ戦を控える中でこの〝異変〟が万が一、二刀流の足かせとなれば影響は小さくない。
大谷の右手首は、ドジャースの東海岸遠征で最初に注視されるべき「懸念材料」になった。













