またしても、大谷翔平投手(31=ドジャース)が〝規格外〟を更新した。米球界をザワつかせているのは、本塁打でも二刀流でもない。なんと「身長」だ。

 米メディア「スポーティング・ニュース」は、大谷のMLB公式プロフィル上の身長が昨季の6フィート3インチ(約191センチ)から、今季は6フィート4インチ(約193センチ)へと修正されたと報道。MLB関係者や米メディアの間で「31歳にして、なお成長しているのか」と驚きが広がっている。

 もちろん、実際にこの1年で急に背が伸びたとみる向きは少ない。背景にあるのは、今季からMLBで本格導入されるABSチャレンジシステムだ。このシステムは打者ごとのストライクゾーンを身長ベースで設定するため、選手の身長が1インチ(約2・5センチ)違うだけでも、判定の土台そのものに影響し得る。単なる名鑑上の数字の話題では済まないのである。

 米スポーツビジネス系インフルエンサーのジョー・ポンプリアーノ氏も、X(旧ツイッター)で「MLBは各選手の身長をミリ単位で測定している」と紹介。測定は靴も帽子も外し、背中を壁につけ、午前10時から正午の間に行うという厳格なルールつきだという。実際、今季は大谷だけでなく、複数選手の公称身長が修正されていると米メディアでも話題になっている。

初々しい!花巻東高校時代の大谷翔平
初々しい!花巻東高校時代の大谷翔平

 ただ、大谷だけは話が別だ。ドジャースの公式ロースターでも現在は6フィート4インチ(約193センチ)、210ポンド(約95キロ)表記。もともと規格外の肉体を持つ二刀流スターだけに、米メディアの一部では〝書類上の2センチ〟をきっかけに「まだ完成形ではないのか」「肉体のアップデートが成績のアップデートにもつながるのではないか」といった冗談半分、半ば本気のざわめきまで出ている。

 ただのプロフィル修正で終わらせるには、大谷という存在はあまりにも別格だ。1インチ(約2・5センチ)の変化すら話題になり、そこから「今季はどこまで進化するのか」という期待へ一気に飛躍する。大谷が〝背が伸びた〟という単純な話題ではない。稀代のスーパースター・大谷という伝説そのものが、また一段、膨らみ始めたということかもしれない。