阪神は2日のDeNA戦(京セラドーム大阪)に4―3で競り勝ち、開幕2カード連続の勝ち越しを決めた。佐藤輝明内野手(27)は初回に先制の適時二塁打を放つ活躍。試合前のポケモンコラボ企画で自らを「カイリキー」と重ねた虎の4番が、バットでしっかり存在感を示した。

 初回一死一、二塁の好機で打席を迎えると、佐藤はDeNA先発・竹田祐投手の直球を捉え、右翼フェンス直撃の先制適時二塁打。その後は3打席連続で空振り三振に倒れたものの、3月28日の巨人戦(東京ドーム)から5試合連続安打となり「ヒットが出ているのはよかったと思います」とうなずいた。

 今季はプロ野球12球団と今年で30周年を迎えるポケモンがコラボ。「ポケモンベースボールフェスタ2026」が各球団で行われており、阪神でもタテジマユニホームをまとったピカチュウの甲子園来場イベントなどさまざまな催しが予定され、試合前のビジョンには主力選手がポケモンとともに登場している。

 開幕直後を苦手とし、徐々に状態を上げる近本光司外野手(31)は、特性「スロースタート」を持つ「レジギガス」。村上頌樹投手(27)は自らに重ねるポケモンとして名前を挙げていた「ディアルガ」と、チームメートもそれぞれ個性あふれる一匹を背負う。その中で虎の主砲が選んだのが4本の腕を持ち、高さ1メートル60センチ、重さ130キロのかくとうタイプ「カイリキー」だった。

 本人は幼少期にポケモンシリーズについて「やってなかったですね…」と苦笑いを浮かべながらも、いかにも豪快なイメージにぴったりの大型ポケモン。選んだ理由については「まあいろいろですね」と含みを持たせつつ、「カイリキーばりのパワーを見せたいですね」と活躍を誓った。

 この日は初回の一打でチームに勝利を呼び込んだ虎の主砲。ただ、今季は6試合を終えて、まだ本塁打は飛び出していない。昨季40本塁打、102打点で打撃2冠に輝いた佐藤の怪力は、こんなものではないはずだ。自ら重ねた「カイリキー」のようなパワーで、次こそはスタンドの奥まで突き刺す特大アーチを描き、虎党をさらに熱狂させたい。