球団創設90周年のメモリアルを迎えている中日が1日まで開幕5連敗を喫し、セ・リーグの単独最下位に沈んでいる。
今季初勝利を目指した1日の巨人戦(バンテリン)は初回から3点を先制され、反撃もむなしく5―6で敗北。3月31日の同戦では中盤の5回まで2点をリードし、無失点投球を続けていた先発・金丸夢斗投手(23)が一死後から3安打で1点を失い、なおも二死一、三塁から連続四球を与え、押し出しで同点に追いつかれて降板した。
この金丸の投球について、巨人OBで監督も務めた堀内恒夫氏(78)は2日までに更新したブログで「彼がなぜ勝てないのか。それがわかったよ」と切り出し「一言で言ってしまえば『勝負弱さ』だね」と指摘した。
金丸は2024年のドラフト1位で入団。プロ1年目の昨季は15試合の先発で防御率2・61の好成績を残しながら、2勝6敗と黒星が大きく先行した。打線の援護点の少なさが最たる要因に挙げられてきたが、堀内氏はこの日の内容に対して疑問符をつけた。
「5回までは完璧 勝ちを意識したのか本人の希望なのか 6回からペースを変えてきた。するとボールが浮き始めた。2アウトからフォアボールを絡めて2失点 こういうとこですよ。2アウトまでとれたんだからあと1人抑えれば良かった」
〝他球団〟の2年目左腕にあえて厳しい言葉を投げかけたのは、WBC日本代表で出場するなど底知れぬ可能性を秘めているからこそだ。堀内氏は「真っすぐがいい。変化球のキレも出てきた。巨人のバッターは手も足も出ない。5回までを見ていてこれだけのボールを持っていたら10勝は勝てる これぞ、ドラ1のピッチングだ。改めてそう思ったよ。左ピッチャーで150キロのボールが投げられるんだから。すごい強みですよ」と評している。
だからこそ、勝利投手の権利が消えた6回の失点はもったいなく映り「2点もらえたんだから それで抑えられるピッチングですよ。勝たなきゃ」とゲキを飛ばした。それでも最後は選手の背中を押すのが堀内流。「勝つことに意識し過ぎず自分を信じてそのままでいってごらん」とエールを送っていた。












