巨人の外国人枠争いが、ここにきて再び熱を帯びてきた。第6回WBCにキューバ代表として出場した影響で開幕一軍を外れていたライデル・マルティネス投手(29)が、1日のファーム交流戦・ロッテ戦(Gタウン)に先発し、1回16球を投げて1安打無失点。最速153キロを計測し、3日からのDeNA戦(東京ドーム)での一軍合流が現実味を帯びてきた。
守護神が戻れば、巨人の勝利の方程式は完成形に近づく。だが、その裏で避けて通れないのが外国人出場枠の再調整だ。現在、一軍登録されている外国人選手はトレイ・キャベッジ外野手(28)、ボビー・ダルベック内野手(30)、フォレスト・ウィットリー投手(28)、スペンサー・ハワード投手(29)、エルビス・ルシアーノ投手(26)の5人。外国人出場枠はすでに埋まっており、ライデルが昇格するには誰か1人を外さなければならない。
もっとも、主軸を担うキャベッジとダルベックを動かす選択は取りにくい。そうなると判断対象は投手3人に絞られるが、いずれも二軍に落とす決め手があるわけではない。内海哲也投手コーチ(43)が「外国人枠というルールがあるんで、苦渋の決断ですね」と頭を悩ませるのも当然だ。
中でも悩ましいのがルシアーノだ。1日の中日戦(バンテリンドーム)では1点差に迫られた7回途中二死から4番手で登板し、4試合連続無失点。6―5で接戦を制したチームの勝利に貢献し、状態の良さを首脳陣に印象づけ続けている。
さらに、その評価は目先の救援起用だけにとどまらない。チームスタッフの一人は「今年のルシアーノはすごく状態がいい。どこで使ってもいい投球をするよ。今はリリーフだけど、長いイニングを経験すれば先発もできる」と証言。配置転換も含めた〝次の一手〟をにおわせた。
絶対的守護神の帰還は、もちろんチームにとって大きな追い風だ。だが、その復帰が新たな悩みも連れてくる。巨人の助っ人再編は、むしろここからが本番になりそうだ。













