J1福岡の塚原真也監督(40)が1日、福岡市の雁の巣球技場で行われた公開練習後、5日のアウェー広島戦(Eピース)へ向けた課題と手応えを口にした。明治安田J1百年構想リーグWESTで最下位に低迷する福岡は前節3月21日のホームG大阪戦(ベススタ)で2―2から突入したPK戦を14―13で制し、7連敗を阻止。次戦は敵地での勝利を狙う。
塚原監督は守備面を最優先に掲げた。「失点が続いているので、これをしっかり抑えること。とにかく点を取って、できれば無失点で勝つことを目指していきたい」。複数失点が続く現状を踏まえ、まずは失点を断ち切ることが勝利への条件になるとの認識を示した。
準備期間では攻守を分けたトレーニングにも取り組んだという。「攻撃の崩しや後ろの対応、ビルドアップを繰り返し確認できた。いいイメージで入っていける」と説明。守備では「ラインを上げてそろえることと、その後の対応が大事」とし、ボール状況に応じたライン設定と背後対応の整理を進めてきた。
その中で、新加入2人の存在もポイントになる。DF宮大樹は名古屋から完全移籍で2年ぶりに復帰し、塚原監督は「年齢も経験もある選手で、初日から選手同士で求める声も出ていた。非常に頼もしい」と評価。「後ろからボールを奪うところや、グループで行くコーチングも期待している」と役割を明確にした。さらに「左からのクロスやフィードも増えると思う」と左サイドからの展開にも期待を寄せた。
一方、同じ名古屋から期限付き移籍で加入したMF椎橋慧也についても「リーグ戦にコンスタントに出てきた選手。攻撃のアクセントもつけられるし、守備でも運動量が豊富」と評価。短期間の合流ながら「プラスに働いてくれている」と話し、「2人とも発信力があるので、いい印象を受けている」と信頼を口にした。
対戦相手の広島については「はっきりしたサッカーをするチーム。前線にスピードのある選手が複数いて決定力もある」と警戒。「一発で抜けて得点する形もあるので警戒しないといけない」と語った。一方で「ボールをつなぐ意識が出ているなら、そこに付け入る隙が生まれる可能性もある」と分析し、試合展開を見極める考えも示した。
攻撃面では「やることははっきりしている」とし、流れの中からの崩しに加えてセットプレーの重要性にも言及。「その中でセットプレーの割合も多くなると思う」と話した。
チームはここまで8試合を消化しながら無失点で終えた試合がなく、90分間での勝利もまだない状況が続く。前節のG大阪戦で連敗を6で止めた流れを次につなげられるかが問われる。











