〝暴走社長〟からの金言で飛躍だ――。昨年プロデビューしたJ1横浜MのDF諏訪間幸成(22)は活躍を期待されたが、今季はなかなか出場機会を得られていない。そんな諏訪間を直撃。現状を振り返りつつ、人気プロレスラーでエボリューションを率いる父・諏訪魔(49=全日本プロレス)から受けた影響を明かした。
昨年3月にプロ契約を締結した諏訪間はリーグ戦でもスタメンを勝ち取ったが、同5月に右足関節靱帯を損傷。その後は3試合のみの出場にとどまり、今季もここまで8試合でピッチに立ったのは7日のFC東京戦での45分間のみ。厳しい状況に「プロの厳しさや難しさを感じた1年だった」と吐露した。
そんな苦い思いの中で、父からは「遠回りや苦しい思いをした人間としての深みも出る」と鼓舞された。その言葉をかみ締め「この経験を生かすも殺すも自分次第。1回の練習でも、どれだけ成長できるかにフォーカスしている」と無骨に日々の練習に励んでいる。
現在はプロ2季目。49歳で今なお現役を続ける父を見て「目先の試合に出ることも大事だが、長くキャリアを続けるのも目標」と自身も長い競技人生を見据える。「痛みもありながら、父はなるべく欠場しないように心がけていた。そういう姿を幼少期から見ていたので良かった」と背中を見て感化された。
トップアスリートの父からは、体への投資の重要性も感じ取り「電気治療の器具、インナーマッスルを鍛える器具など、サッカーのために使った」とプロになって得た収入を競技力向上のために使っている。「どうしたら長くキャリアを歩めるか考えたら、そこにお金を使うのは大事。日々のメンテナンスは父にも口酸っぱく言われていたので、こだわりを持っている」と惜しみなく自己投資をしている。
今季の特別大会では「どれだけ結果や爪あとを残していけるか。その先に夏以降のリーグ戦で、自分の立場や評価は変わる」と目標を定める。そして、いずれは「(父の名を)超えたいし、父も自分の名前が先行したら悔しがると思う。でも家族なので、一緒に高いところまで歩みたい」。日の丸を背負って、世界にその名をとどろかせることで恩返しできるか。














